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公演曲情報

ライナーノート

AKB48グループの楽曲には「白い曲」と「黒い曲」があります。
言い方を変えれば、メンバ一が「笑顔で踊る曲」と「笑わない曲」とも言えます。AKB48チ一ムサプライズ「バラの儀式」公演M7は「黒い曲」の登場です。

タイトルは「Hell or Heaven」。このイディオムはよく映画のセリフなどにも出てきますし、曲名でも見かけます。逆に言うことも多いですね「Heaven or Hell」。日本語だと「天国か?地獄か?」ですが、英語だとどちらもあります。
レ一ナ一ド・スキナ一ドの曲は「Hell or Heaven」です。イ一グルスの「Hotel California」の1番の歌詞だと「This could be Heaven or this could be Hell」と歌われています。

シングルでも公演曲でも「笑わない」「黒い曲」は数多いのですが、こういう歌詞の世界はAKB48においては珍しいです。いわゆる「フィクション的世界観」を持つ歌詞となっています。まるで映画のワンシ一ンのような歌です。

歌い出し冒頭から「ハ一バ一」「イエロ一キャブ」「埠頭」「闇の便利屋ジョニ一」などの単語が並びます。続けて「ナホトカ」「ロシア船」「フリ一ダム」。これだけを見ても歌の世界観が分かってきます。

舞台となるのは、おそらくアメリカ。イエロ一キャブは全米各地にありますが、まあニュ一ヨ一クということにして。その埠頭から(何らかの事情で)追っ手を逃れて、ロシアの貨物船でナホトカに向かう男が一人・・・ジョン・ウ一の映画の一コマのようです。後に、逃げる理由は店のダンサ一に手をつけたことだと分かり、二人手に手を取っての逃避行と明かされます。

おや。何かこんな曲をAKB48で聴いたことがありませんか。同じベクトルの曲が一曲だけあります。チ一ムBの「愛しきナタ一シャ」です。「シベリア目指して、貨物船で密航」する男を歌ってます。初めて「愛しきナタ一シャ」を聞いた時に、世界観が随分違っているなと思いました。

AKB48はアイドルグループなので、学校のこと、片想い、ティ一ンの日常を歌うことが多いのですが、この曲だけいきなりポンと来たので。

その後チ一ムA6th「目撃者」になると、世界観も随分違ってきて、メッセ一ジ性の強い曲や大人の恋愛の歌が増えてきます。「目撃者」には「摩天楼の距離」という曲があり、これも映画のワンシ一ンのような世界観になっています。ブロ一ドウェイのスタ一を夢見て、グレイハウンドに乗って田舎からニュ一ヨ一クに出てくる女の子の姿を歌っています。A6になると、前田や高橋、小嶋、篠田などの主力メンバ一が大人となり、これまでのアイドルだけではない世界観を表現できるようになったことが理由でしょう。現状では「目撃者」公演をやろうというチ一ムが出てこないのも、まだ若いチ一ムだと表現仕切れないということだと思います。

この「Hell or Heaven」は、高橋みなみ、松井玲奈、山本 彩という大人の歌を歌うにふさわしいメンバ一になっているので、その表現には何の問題もありません。

曲の方は、アニソンも数多く手がけている酒井ミキオさん作曲のせいなのか、ダ一クなアニソンナンバ一を彷彿させる作品になっています。

石神 原

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